【カウフマン療法】
排卵誘発の方法のひとつ。生理後にエストロゲン剤をフ~10日間投与し、その後に
エストロゲンとプロゲストーゲン剤を10~14日間投与して、正常な排卵周期と
同じようなホルモン環境をつくる。中枢および子宮を刺激して排卵を誘発させ、
規則正しい月経周期を回復させる方法。治療は2周期ほど行い、その後は
自然排卵を期待する。
【下垂体】
視床下部によって刺激され、すべての内分泌機能をコントロールする腺組織。
脳のちょうど視床下部の下にあり、性腺、副腎、甲状腺などを含む全身の主要な
ホルモン産生器官をコントロールしている。
【カンジダ症】
性感染症の一種。不快感とかゆみを伴い、妊娠の妨げとなる場合もある。
【環境ホルモン】
人間がつくり出した、生物に悪影響を与えると思われる化学物質の総称生物が
取り込むと女性ホルモンと同じような作用を起こして、生殖機能などに異常をきたす
危険がある。
【漢方薬】
東洋医学によって使用されている生薬を配合した薬剤。男性不妊の大きな原因である精子
形成障害に効果があるとされている。女性の場合も、冷え性などの体質改善に効果がある。
【基礎体温(BBT)】
身体が運動していないときの、基本的な体温。本来は就寝中に正しい体温が測れるが、
一般には就寝時にもっとも近いとされる朝起きてすぐ、行動前に測る。基礎体温を図にした
基礎体温表からは排卵の予測が可能。
【基礎体温/単相性】
無排卵時の基礎体温パターン。生理周期を通じて比較的一定の体温を示し、
低温相、高温相の境がはっきりしない状態。
【機能性不妊】
一般不妊検査を行ってもはっきりした原因がわからない不妊の状態。原因不明不妊と同義。
不妊症の原因には解明されていないことも多く、そのため多くの患者が機能性不妊と称されている。
【逆行性射精】
男性不妊の原因のひとつ。膀胱基底部の括約筋や弁の不全により、陰茎の開口部から
精液が出ず、膀胱へ精子が逆流してしまう。
【拒食症】
摂取障害により体重低下と栄養失調を引き起こす危険性がある。無排卵の原因となる。
【クラインフェルター症候群】
1本のY染色体と2本のX染色体を持つことを特徴とする遺伝的異常。受胎障害の原因となる。
重症の場合、現在のところ治療法はない。
【クラミジア感染症】
STD(性感染症)の代表的な疾患。性行為によりクラミジア・トラコマチスという病原微生物に
感染する。女性が感染すると子宮頚管炎や卵管炎を起こすことが多く、不妊の原因になる。
【クロミッド】
排卵誘発剤の商品名。
【クロミッド(クロミフェン)】
排卵誘発剤。化学的に合成されたホルモン系以外の内服薬。ほとんどのケースで排卵を
起こせる誘発剤として、現在もっとも多く使用されている。
【クロミフェン】
排卵誘発剤の一種。エストロゲンの分泌を抑制し、FSHの分泌を促して排卵を促進する。
クロミッド、セロフェンなどの薬剤がある。
【クロミフェン療法】
クロミッドなど排卵誘発剤の飲み薬を使った治療法。
子宮腔に進入しやすくするので、粘液の分泌量を調べたり、排卵日を予測する。
【頚管狭窄】
先天的欠損または過去の外科手術などの影響で頚管が閉塞している状態。
【顕管粘液】
子宮頚部の開口部を防ぐ粘りけのある液体。排卵期以外の時期では、外からの細菌の
侵入を防いでいるが、排卵期になると粘りけが減って液が薄くなり、精子が子宮内へ
入りやすいよう変化する。
【頚管無力症】
妊娠中、胚や胎児がまだ未成熟のうちに頚管がゆるみ、流産の危険性が高くなる
頚管の状態。流産防止のためには、預管縫縮術という手術を行うのが一般的。
頚管の周囲を1針または2針ほど縫って頚管をしぼり、妊娠の終わりに抜去するまで
頚管の開大を防ぐという方法。
【経口避妊薬(ピル)】
排卵及び妊娠を防ぐための薬。子宮内膜症の症候や進行をコントロールするためにも
用いられる。副作用があり、ピルを服用している女性のうち約3%が、薬の使用停止後も
無月経になっている。また、ピルを使用している間にも不規則な生理周期や子宮内膜症
など、受胎障害の症状が出ることがある。
【経子宮筋層胚移植(TMET)】
体外受精の方法のひとつ。胚移植の際、針を使用して子宮内膜の中に胚を注入する方法。
【稽留流産】
子宮内で胎児が死亡しても、出血や痛みがない流産のこと。胎児をとり除き、
合併症を防ぐためにD&C(子宮内容除去術)を行う必要がある。
【月経血培養検査】
生理中の血液を採取して、結核菌の有無を調べる検査。
【原発性無月経】
今まで一度も生理のない女性の症状。
【減数手術】
排卵誘発剤の使用により生じた多胎妊娠の場合、一部の胎児だけを死亡させて胎児の数を
「間引き」する手術。日本では原則として禁止されている。
【顕微受精】
採取した卵子と精子を顕微鏡下で受精させ、受精卵(胚)を子宮に戻す方法。
ICSI、SUZI、PZDなどの方法がある。
【甲状腺機能低下症】
甲状腺が十分な量の甲状腺ホルモンを産生していない状態。低下した代謝は古い
ホルモンの正常な分解を妨げ、不妊の原因となる。男性の場合、性欲の低下や
プロラクチンの上昇が起こる。女性の場合はプロラクチン、エストロゲンの上昇により、
妊娠しにくい状態となる。
【抗精子抗体】
精子を攻撃して殺してしまう抗体のこと。男性の場合、目分自身の精子に対して産生され、
女性の場合は精子に対して産生される。
【甲状腺機能亢進症】
甲状腺によって甲状腺ホルモンが過剰に分泌された状態。その結果、亢進した代謝が
エストロゲンを速やかに消費しつくし、排卵を妨げる。
【抗体】
身体に侵入した外来物質を攻撃するためにつくられる免疫物質。普段は細菌などの
感染を防いでいるが、それが精子や胎児を攻撃すると不妊の原因となる。抗精子抗体も
そのひとつで、男性、女性のどちらにもつくられる。
【高プロラクチン血症】
下垂体がプロラクチンを過剰に分泌している状態。プロラクチンは、LHとFSHの産生を
抑制し、男性の場合は性欲減退、女性の場合は卵巣の働きを抑えて不妊の原因となる。
【ゴナドトロピン】
性腺刺激ホルモンのことで、黄体化ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)の
二種類がある。排卵誘発剤には、閉経後の女性の尿から抽出された性腺刺激ホルモンを
乾燥させたhMG(ヒト閉経後ゴナドトロピン)と、人の絨毛から分泌している
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)がある。hMGは卵胞刺激ホルモンの代わりに、hCGは
黄体化ホルモンの代わりに用いられる。
【抗精子抗体】
精子を異物ととらえる抗体。精子の運動を不動化させる作用がある。
【高プロラクチン血症】
乳汁を分泌させるプロラクテンの分泌値が高い状態。
プロラクチンは排卵を抑制するので妊娠しにくい。
【抗リン脂質抗体】
自己免疫異常によって作られてしまう自己を攻撃する抗体。
胎盤内に血栓ができて胎児に栄養や酸素がいきわたらなくなり、不育症の原因になる。
排卵誘発の方法のひとつ。生理後にエストロゲン剤をフ~10日間投与し、その後に
エストロゲンとプロゲストーゲン剤を10~14日間投与して、正常な排卵周期と
同じようなホルモン環境をつくる。中枢および子宮を刺激して排卵を誘発させ、
規則正しい月経周期を回復させる方法。治療は2周期ほど行い、その後は
自然排卵を期待する。
【下垂体】
視床下部によって刺激され、すべての内分泌機能をコントロールする腺組織。
脳のちょうど視床下部の下にあり、性腺、副腎、甲状腺などを含む全身の主要な
ホルモン産生器官をコントロールしている。
【カンジダ症】
性感染症の一種。不快感とかゆみを伴い、妊娠の妨げとなる場合もある。
【環境ホルモン】
人間がつくり出した、生物に悪影響を与えると思われる化学物質の総称生物が
取り込むと女性ホルモンと同じような作用を起こして、生殖機能などに異常をきたす
危険がある。
【漢方薬】
東洋医学によって使用されている生薬を配合した薬剤。男性不妊の大きな原因である精子
形成障害に効果があるとされている。女性の場合も、冷え性などの体質改善に効果がある。
【基礎体温(BBT)】
身体が運動していないときの、基本的な体温。本来は就寝中に正しい体温が測れるが、
一般には就寝時にもっとも近いとされる朝起きてすぐ、行動前に測る。基礎体温を図にした
基礎体温表からは排卵の予測が可能。
【基礎体温/単相性】
無排卵時の基礎体温パターン。生理周期を通じて比較的一定の体温を示し、
低温相、高温相の境がはっきりしない状態。
【機能性不妊】
一般不妊検査を行ってもはっきりした原因がわからない不妊の状態。原因不明不妊と同義。
不妊症の原因には解明されていないことも多く、そのため多くの患者が機能性不妊と称されている。
【逆行性射精】
男性不妊の原因のひとつ。膀胱基底部の括約筋や弁の不全により、陰茎の開口部から
精液が出ず、膀胱へ精子が逆流してしまう。
【拒食症】
摂取障害により体重低下と栄養失調を引き起こす危険性がある。無排卵の原因となる。
【クラインフェルター症候群】
1本のY染色体と2本のX染色体を持つことを特徴とする遺伝的異常。受胎障害の原因となる。
重症の場合、現在のところ治療法はない。
【クラミジア感染症】
STD(性感染症)の代表的な疾患。性行為によりクラミジア・トラコマチスという病原微生物に
感染する。女性が感染すると子宮頚管炎や卵管炎を起こすことが多く、不妊の原因になる。
【クロミッド】
排卵誘発剤の商品名。
【クロミッド(クロミフェン)】
排卵誘発剤。化学的に合成されたホルモン系以外の内服薬。ほとんどのケースで排卵を
起こせる誘発剤として、現在もっとも多く使用されている。
【クロミフェン】
排卵誘発剤の一種。エストロゲンの分泌を抑制し、FSHの分泌を促して排卵を促進する。
クロミッド、セロフェンなどの薬剤がある。
【クロミフェン療法】
クロミッドなど排卵誘発剤の飲み薬を使った治療法。
子宮腔に進入しやすくするので、粘液の分泌量を調べたり、排卵日を予測する。
【頚管狭窄】
先天的欠損または過去の外科手術などの影響で頚管が閉塞している状態。
【顕管粘液】
子宮頚部の開口部を防ぐ粘りけのある液体。排卵期以外の時期では、外からの細菌の
侵入を防いでいるが、排卵期になると粘りけが減って液が薄くなり、精子が子宮内へ
入りやすいよう変化する。
【頚管無力症】
妊娠中、胚や胎児がまだ未成熟のうちに頚管がゆるみ、流産の危険性が高くなる
頚管の状態。流産防止のためには、預管縫縮術という手術を行うのが一般的。
頚管の周囲を1針または2針ほど縫って頚管をしぼり、妊娠の終わりに抜去するまで
頚管の開大を防ぐという方法。
【経口避妊薬(ピル)】
排卵及び妊娠を防ぐための薬。子宮内膜症の症候や進行をコントロールするためにも
用いられる。副作用があり、ピルを服用している女性のうち約3%が、薬の使用停止後も
無月経になっている。また、ピルを使用している間にも不規則な生理周期や子宮内膜症
など、受胎障害の症状が出ることがある。
【経子宮筋層胚移植(TMET)】
体外受精の方法のひとつ。胚移植の際、針を使用して子宮内膜の中に胚を注入する方法。
【稽留流産】
子宮内で胎児が死亡しても、出血や痛みがない流産のこと。胎児をとり除き、
合併症を防ぐためにD&C(子宮内容除去術)を行う必要がある。
【月経血培養検査】
生理中の血液を採取して、結核菌の有無を調べる検査。
【原発性無月経】
今まで一度も生理のない女性の症状。
【減数手術】
排卵誘発剤の使用により生じた多胎妊娠の場合、一部の胎児だけを死亡させて胎児の数を
「間引き」する手術。日本では原則として禁止されている。
【顕微受精】
採取した卵子と精子を顕微鏡下で受精させ、受精卵(胚)を子宮に戻す方法。
ICSI、SUZI、PZDなどの方法がある。
【甲状腺機能低下症】
甲状腺が十分な量の甲状腺ホルモンを産生していない状態。低下した代謝は古い
ホルモンの正常な分解を妨げ、不妊の原因となる。男性の場合、性欲の低下や
プロラクチンの上昇が起こる。女性の場合はプロラクチン、エストロゲンの上昇により、
妊娠しにくい状態となる。
【抗精子抗体】
精子を攻撃して殺してしまう抗体のこと。男性の場合、目分自身の精子に対して産生され、
女性の場合は精子に対して産生される。
【甲状腺機能亢進症】
甲状腺によって甲状腺ホルモンが過剰に分泌された状態。その結果、亢進した代謝が
エストロゲンを速やかに消費しつくし、排卵を妨げる。
【抗体】
身体に侵入した外来物質を攻撃するためにつくられる免疫物質。普段は細菌などの
感染を防いでいるが、それが精子や胎児を攻撃すると不妊の原因となる。抗精子抗体も
そのひとつで、男性、女性のどちらにもつくられる。
【高プロラクチン血症】
下垂体がプロラクチンを過剰に分泌している状態。プロラクチンは、LHとFSHの産生を
抑制し、男性の場合は性欲減退、女性の場合は卵巣の働きを抑えて不妊の原因となる。
【ゴナドトロピン】
性腺刺激ホルモンのことで、黄体化ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)の
二種類がある。排卵誘発剤には、閉経後の女性の尿から抽出された性腺刺激ホルモンを
乾燥させたhMG(ヒト閉経後ゴナドトロピン)と、人の絨毛から分泌している
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)がある。hMGは卵胞刺激ホルモンの代わりに、hCGは
黄体化ホルモンの代わりに用いられる。
【抗精子抗体】
精子を異物ととらえる抗体。精子の運動を不動化させる作用がある。
【高プロラクチン血症】
乳汁を分泌させるプロラクテンの分泌値が高い状態。
プロラクチンは排卵を抑制するので妊娠しにくい。
【抗リン脂質抗体】
自己免疫異常によって作られてしまう自己を攻撃する抗体。
胎盤内に血栓ができて胎児に栄養や酸素がいきわたらなくなり、不育症の原因になる。