【子宮】
妊娠の間、胎児を含み栄養を与える中空で筋性の器官。
【子宮外妊娠】
子宮外での妊娠のことで、多くは卵管膨大部で起こる。妊娠はめったに維持されず、
近辺の部位に損傷を起こす危険が高い。発見が遅れると命にかかわる場合もある。
特に卵管内での妊娠は卵管に大きな影響をもたらし、今後の妊娠に悪影響を及ぼす
可能性がある。
【子宮がん】
子宮にできる悪性腫瘍で、できる場所により体がんと頚がんに区別される。
【子宮奇形】
生まれつき子宮の形態が奇形である状態。妊娠を妨げるケースもあり、
ときには手術が必要。
【子宮鏡検査】
細い管の先にカメラのついたファイバースコープという装置を使って、子宮内を細かく
観察する検査。子宮が癒着を起こしている場合でも、軽度なら検査ではがすことができる。
小さいポリープの除去も可能。
【子宮鏡下卵管内精子注入法(H-T)】
人工授精の方法のひとつ。採取した精子と卵子を卵管内に注入、授精を促す。
【子宮筋腫】
子宮筋層と結合組織の良性腫瘍。不妊との関係性は筋腫のできる場所によって
ちがいがある。
【子宮頚部】
子宮と腔の間の開口部。頚管粘液が頚管をふさぎ、普段は外来物質が生殖管に
侵入するのを防いでいる。子宮頚部は妊娠中は閉じた状態を保ち、そして陣痛と分娩の
間は生まれる胎児を通すために拡張する。
【子宮摘出術】
子宮を手術によって摘出すること。卵管や卵巣などの他の生殖器官の除去も含まれる。
【子宮内膜】
エストロゲンとプロゲステロンの刺激に反応して、生長と流失(生理)を繰り返す。
その組織の床は着床した胚を養うための構造をなしている。
【子宮内膜検査】
黄体機能不全を発見するための検査。子宮内膜の一部を採取し、顕微鏡で観察する。
【子宮内膜症】
子宮外に子宮内膜組織が飛び火して増殖・剥離をくり返す状態。組織が付着す
る場所は、生殖器官や腹腔内の他の器官。生理とともに増殖した組織が内出血を起こす。
子宮の内側をおおっている子宮内膜と同じ組織が卵巣や腹膜など子宮外にもできて、
子宮内膜と同じ働きをし、月経のたびに出血する病気。
【子宮内膜ポリープ】
子宮内膜の一部が増殖して良性のポリープができている状態。受精卵の着床を
邪魔すると考えられている。
【子宮内人工授精(IUI)】
頚管粘液不全や、女性が原因の抗精子抗体の場合、精子能力が弱い場合などに
行われる治療。精子を採取し、子宮内に装置を使って直接注入することで、精子が
頚管を進入するときの障害をさけ、精子の能力を最大限に利用する。
【子宮鏡検査】
専用の内視鏡を使って子宮腔内を観察する検査。子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、
子宮奇形などがわかる。
【子宮卵管造影検査】
脛からカテーテルを子宮内に入れ、造影剤を注入してレントゲン撮影を行い、
子宮と卵管の様子を調べる検査。
子宮筋腫や子宮奇形、卵管閉塞、卵管周囲の癒着などがわかる。
【子宮卵管造影法(HSG)】
子宮頚管を通して子宮内と卵管内に造影剤(ヨード)を注入し、×線によって体内の様子を
撮影する。子宮の奇形や卵管の閉塞、水腫の有無などが明らかになる。
【自然流産】
妊娠20週までの間に胎児が流産した状態。
【シダ状結晶】
排卵近い時期の頚管粘液は、レンズを通してみるとシダ状結晶として確認できる。
シダ状結晶がみられない場合には、頚管粘液の状態が精子の通過に適していない
状態であると判断される。逆に、きれいなシダ状結晶が確認できれば、精子が通過
できるよう粘液が薄くなっていることを示しており、排卵が近いと予測できる。
【死産】
妊娠20週から出産までの開に胎児が死亡すること。
【視床下部】
内分泌制御の中枢をつかさどる脳の一部分で、下垂体の上部に密接している。
男性・女性とも、この組織は約90分ごとにGnRHを分泌、性腺を刺激するGnRHと
LHの下垂体からの分泌を促す。
【射精】
精液が畢丸から出され、生殖管を通り、陰茎の開口部から放出されること。
【習慣流産(不育症)】
3回またはそれ以上の流産を経験している場合。不育症の同義語として使われる。
【重複子宮】
子宮奇形の一種。
【受精】
精子と卵子が結合し胚を作呑こに痢扇概は卵管内で受精するが、体外受精や
顕微受精により体外での受精も可能になった。
【スイムアップ法】
乏精子症、精子無力症などで人工授精を行う際に精子を濃縮し、良好な精子を集める
方法。スイムダウン法もある。スプレキュア 卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモンの分泌を
抑える点鼻薬。子宮内膜症の治療などに使われる。
【スプレキュア】
長期作用型のGnRHで、鼻腔内スプレーとして使用する。内膜の増殖を減らす
必要のある場合に閉経後と同じようなホルモンバランスを起こすために使用する。
子宮類繊維腫、多毛症、排卵誘発、体外受精などに使用されている。
【精液過少症・乏精液症】
精子の数が2000万匹未満のこと。受胎障害の原因となるほど精子の数が少ない
場合をさす。
【精液検査】
男性の不妊検査のひとつ。マスターベーションによって精液を採取し、精液の量や
精子数、奇形率、運動率などを調べる。採取するときの心身の状態によって精子の
状態も変動するので、診断までには2~3回検査が行われる。
【精管】
帰巣沁蝿五更砂診勁曙、鯛拉鴨非で精子が移動する管のひとつ。
【精索静脈瘤】
陰嚢から血液を運び去る静脈が膨帳し、なめくじ大の瘤ができる。その部分の静脈血流は
よどみ、陰嚢の温度を上げるために精子形成障害を引き起こす。男性不妊の原因のひとつ。
【精子】
男性の生殖細胞。配偶子。女性の卵子に男性の遺伝的情報を運ぶ。
【精子運動率】
精子の泳ぐ能力。運動率が低いと卵子へ向かって泳いでいくことがむずかしい。
【精子濃縮】
人工授精などの際に精子の濃度を高めるために用いられる方法。良質な精子を
集めるために、遠心分離器などを使って精子ばかりの層とそれ以外の層の2つにわける。
【精子バンク】
人工授精に使用するために、液体窒素の中で精子を凍結し保管しておく方法と、
その場所のこと。
【精子無力症】
精子の運動性が低い状態のこと(直進運動性がない)。
【生殖補助医療(ART)】
性交なしに妊娠をもたらすために用いられるいくつかの手法のことで、AIH。
IVF、HIT、IUI、GIFT、ZIFTなどをさす。
【性腺】
生殖細胞と性ホルモンを産生する腺で、精子とテストステロンを産生する精巣と、
卵子とエストロゲンを産生する卵巣のこと。
【性腺刺激ホルモン】
生殖機能をコントロールするホルモン。卵胞形成ホルモンと黄体形成ホルモンがある。
【性腺刺激ホルモン放出ホルモン】
(GnRH)約90分ごとに視床下部から分泌される物質で、下垂体において性腺を刺激する
LHやFSHの分泌を促す。
【精巣生検(率丸組織検査)】
精巣から組織を採取し、顕微鏡で観察する。精巣を一部切開して細胞を採取
しなくてはならず、損傷の原因ともなるため、男性不妊の診断を下す際に他に
方法がないとされる場合に行われることが多い。
【精嚢】
男性の生殖機構における腺組織。精液量の多くを生産し、精子の栄養となるフルクトース
(糖分)や腔へ入ったときに精液を凝固させる化学物質などを含んでいる。
【精索静脈瘤】
陰嚢上部の静脈に血液が逆流してこぶのようになった状態。精巣の温度が上がって精子が
作られにくくなる。左側の精巣にできやすい。
【精子無力症】
前進運動する元気な精子の数が少ない状態。
【精巣】
精子を作り、男性ホルモンを分泌する器官。奉丸ともいう。
【性病】
クラミジア、淋病、ウレアプラズマ、梅毒など、性行為によって感染する感染症。
多くは妊娠を妨げ、なかには重い病気の原因となるものもある。
【生理(月経)】
エストロゲンとプロゲステロンの分泌の変化により、厚くなった子宮内膜が一定周期で
はがれ落ち出血すること。
【セキソビド(シクロフェニル)】
排卵誘発剤。化学的に合成されたホルモン系以外の内服薬。頚管粘液の分泌を促したり、
子宮内膜を厚くする。初期治療で使用されることが多い。
【接合子卵管移植法(Z-FT)】
安全な外科的手法を用いて、女性の卵巣から卵子をとり出し、実験室の皿の上で
男性の精子と受精させ、その結果できた胚を女性の卵管に移植する。
【SEXレス】
6か月以上性交渉のない場合をいう。心因性のものが原因である場合が多い。
【切迫流産】
妊娠初期から痛みや出血が起こり、自然流産へと進行する危険性がある状態。
安静が必要。
【セロフェン】
排卵誘発剤の一種、クロミフェンの商品名。クロミッドと同様に用いられる。
【染色体】
遺伝物質(遺伝子)を運ぶ細胞内の構造物。人間は46体の染色体を持っており、
そのうち23本は卵子(女性)由来、23本は精子(男性)由来である。
【染色体異常】
細胞の核構造物で、その構造や数などに異常がみられる場合。
【線毛】
卵管内表面に並ぶ小さな毛のような突出物のことで、これらの毛が波動運動を
起こし、卵子を子宮の方へと導く役割を担っている。
【前立腺】
男性の生殖機構における腺組織で、脛内に入った後20分から1時間の問、
精液の凝固を液化する成分を産生する。
【双角子宮】
上部部分(角)が2つある子宮の先天奇形。
【早漏】
男性が性的興奮に達するのが早く、ほとんどの場合女性の腔に挿入するより前に
射精してしまう状態。
【続発性不妊(2人目不妊)】
1度は妊娠に成功したことのある夫婦が、次の子どもを妊娠できなかったり、
妊娠を維持するのがむずかしい状態。
【組織適合抗原(HLA)】
人間が生まれながらに持ち合わせている「組織の血液型」のようなもので不妊症の場合は
母子間のHLA不適合が問題となる。
【早発卵巣不全】
40歳未満で月経がなくなり、閉経後と同じホルモン状態になること。
【造精機能障害】
精子を作る機能に障害があって、元気な精子を数多く作ることができないこと。
【続発性不妊症】
かつて妊娠したことがあるが、その後2年以上妊娠しないこと。2人め不妊はこれにあたる。
妊娠の間、胎児を含み栄養を与える中空で筋性の器官。
【子宮外妊娠】
子宮外での妊娠のことで、多くは卵管膨大部で起こる。妊娠はめったに維持されず、
近辺の部位に損傷を起こす危険が高い。発見が遅れると命にかかわる場合もある。
特に卵管内での妊娠は卵管に大きな影響をもたらし、今後の妊娠に悪影響を及ぼす
可能性がある。
【子宮がん】
子宮にできる悪性腫瘍で、できる場所により体がんと頚がんに区別される。
【子宮奇形】
生まれつき子宮の形態が奇形である状態。妊娠を妨げるケースもあり、
ときには手術が必要。
【子宮鏡検査】
細い管の先にカメラのついたファイバースコープという装置を使って、子宮内を細かく
観察する検査。子宮が癒着を起こしている場合でも、軽度なら検査ではがすことができる。
小さいポリープの除去も可能。
【子宮鏡下卵管内精子注入法(H-T)】
人工授精の方法のひとつ。採取した精子と卵子を卵管内に注入、授精を促す。
【子宮筋腫】
子宮筋層と結合組織の良性腫瘍。不妊との関係性は筋腫のできる場所によって
ちがいがある。
【子宮頚部】
子宮と腔の間の開口部。頚管粘液が頚管をふさぎ、普段は外来物質が生殖管に
侵入するのを防いでいる。子宮頚部は妊娠中は閉じた状態を保ち、そして陣痛と分娩の
間は生まれる胎児を通すために拡張する。
【子宮摘出術】
子宮を手術によって摘出すること。卵管や卵巣などの他の生殖器官の除去も含まれる。
【子宮内膜】
エストロゲンとプロゲステロンの刺激に反応して、生長と流失(生理)を繰り返す。
その組織の床は着床した胚を養うための構造をなしている。
【子宮内膜検査】
黄体機能不全を発見するための検査。子宮内膜の一部を採取し、顕微鏡で観察する。
【子宮内膜症】
子宮外に子宮内膜組織が飛び火して増殖・剥離をくり返す状態。組織が付着す
る場所は、生殖器官や腹腔内の他の器官。生理とともに増殖した組織が内出血を起こす。
子宮の内側をおおっている子宮内膜と同じ組織が卵巣や腹膜など子宮外にもできて、
子宮内膜と同じ働きをし、月経のたびに出血する病気。
【子宮内膜ポリープ】
子宮内膜の一部が増殖して良性のポリープができている状態。受精卵の着床を
邪魔すると考えられている。
【子宮内人工授精(IUI)】
頚管粘液不全や、女性が原因の抗精子抗体の場合、精子能力が弱い場合などに
行われる治療。精子を採取し、子宮内に装置を使って直接注入することで、精子が
頚管を進入するときの障害をさけ、精子の能力を最大限に利用する。
【子宮鏡検査】
専用の内視鏡を使って子宮腔内を観察する検査。子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープ、
子宮奇形などがわかる。
【子宮卵管造影検査】
脛からカテーテルを子宮内に入れ、造影剤を注入してレントゲン撮影を行い、
子宮と卵管の様子を調べる検査。
子宮筋腫や子宮奇形、卵管閉塞、卵管周囲の癒着などがわかる。
【子宮卵管造影法(HSG)】
子宮頚管を通して子宮内と卵管内に造影剤(ヨード)を注入し、×線によって体内の様子を
撮影する。子宮の奇形や卵管の閉塞、水腫の有無などが明らかになる。
【自然流産】
妊娠20週までの間に胎児が流産した状態。
【シダ状結晶】
排卵近い時期の頚管粘液は、レンズを通してみるとシダ状結晶として確認できる。
シダ状結晶がみられない場合には、頚管粘液の状態が精子の通過に適していない
状態であると判断される。逆に、きれいなシダ状結晶が確認できれば、精子が通過
できるよう粘液が薄くなっていることを示しており、排卵が近いと予測できる。
【死産】
妊娠20週から出産までの開に胎児が死亡すること。
【視床下部】
内分泌制御の中枢をつかさどる脳の一部分で、下垂体の上部に密接している。
男性・女性とも、この組織は約90分ごとにGnRHを分泌、性腺を刺激するGnRHと
LHの下垂体からの分泌を促す。
【射精】
精液が畢丸から出され、生殖管を通り、陰茎の開口部から放出されること。
【習慣流産(不育症)】
3回またはそれ以上の流産を経験している場合。不育症の同義語として使われる。
【重複子宮】
子宮奇形の一種。
【受精】
精子と卵子が結合し胚を作呑こに痢扇概は卵管内で受精するが、体外受精や
顕微受精により体外での受精も可能になった。
【スイムアップ法】
乏精子症、精子無力症などで人工授精を行う際に精子を濃縮し、良好な精子を集める
方法。スイムダウン法もある。スプレキュア 卵胞刺激ホルモン、黄体化ホルモンの分泌を
抑える点鼻薬。子宮内膜症の治療などに使われる。
【スプレキュア】
長期作用型のGnRHで、鼻腔内スプレーとして使用する。内膜の増殖を減らす
必要のある場合に閉経後と同じようなホルモンバランスを起こすために使用する。
子宮類繊維腫、多毛症、排卵誘発、体外受精などに使用されている。
【精液過少症・乏精液症】
精子の数が2000万匹未満のこと。受胎障害の原因となるほど精子の数が少ない
場合をさす。
【精液検査】
男性の不妊検査のひとつ。マスターベーションによって精液を採取し、精液の量や
精子数、奇形率、運動率などを調べる。採取するときの心身の状態によって精子の
状態も変動するので、診断までには2~3回検査が行われる。
【精管】
帰巣沁蝿五更砂診勁曙、鯛拉鴨非で精子が移動する管のひとつ。
【精索静脈瘤】
陰嚢から血液を運び去る静脈が膨帳し、なめくじ大の瘤ができる。その部分の静脈血流は
よどみ、陰嚢の温度を上げるために精子形成障害を引き起こす。男性不妊の原因のひとつ。
【精子】
男性の生殖細胞。配偶子。女性の卵子に男性の遺伝的情報を運ぶ。
【精子運動率】
精子の泳ぐ能力。運動率が低いと卵子へ向かって泳いでいくことがむずかしい。
【精子濃縮】
人工授精などの際に精子の濃度を高めるために用いられる方法。良質な精子を
集めるために、遠心分離器などを使って精子ばかりの層とそれ以外の層の2つにわける。
【精子バンク】
人工授精に使用するために、液体窒素の中で精子を凍結し保管しておく方法と、
その場所のこと。
【精子無力症】
精子の運動性が低い状態のこと(直進運動性がない)。
【生殖補助医療(ART)】
性交なしに妊娠をもたらすために用いられるいくつかの手法のことで、AIH。
IVF、HIT、IUI、GIFT、ZIFTなどをさす。
【性腺】
生殖細胞と性ホルモンを産生する腺で、精子とテストステロンを産生する精巣と、
卵子とエストロゲンを産生する卵巣のこと。
【性腺刺激ホルモン】
生殖機能をコントロールするホルモン。卵胞形成ホルモンと黄体形成ホルモンがある。
【性腺刺激ホルモン放出ホルモン】
(GnRH)約90分ごとに視床下部から分泌される物質で、下垂体において性腺を刺激する
LHやFSHの分泌を促す。
【精巣生検(率丸組織検査)】
精巣から組織を採取し、顕微鏡で観察する。精巣を一部切開して細胞を採取
しなくてはならず、損傷の原因ともなるため、男性不妊の診断を下す際に他に
方法がないとされる場合に行われることが多い。
【精嚢】
男性の生殖機構における腺組織。精液量の多くを生産し、精子の栄養となるフルクトース
(糖分)や腔へ入ったときに精液を凝固させる化学物質などを含んでいる。
【精索静脈瘤】
陰嚢上部の静脈に血液が逆流してこぶのようになった状態。精巣の温度が上がって精子が
作られにくくなる。左側の精巣にできやすい。
【精子無力症】
前進運動する元気な精子の数が少ない状態。
【精巣】
精子を作り、男性ホルモンを分泌する器官。奉丸ともいう。
【性病】
クラミジア、淋病、ウレアプラズマ、梅毒など、性行為によって感染する感染症。
多くは妊娠を妨げ、なかには重い病気の原因となるものもある。
【生理(月経)】
エストロゲンとプロゲステロンの分泌の変化により、厚くなった子宮内膜が一定周期で
はがれ落ち出血すること。
【セキソビド(シクロフェニル)】
排卵誘発剤。化学的に合成されたホルモン系以外の内服薬。頚管粘液の分泌を促したり、
子宮内膜を厚くする。初期治療で使用されることが多い。
【接合子卵管移植法(Z-FT)】
安全な外科的手法を用いて、女性の卵巣から卵子をとり出し、実験室の皿の上で
男性の精子と受精させ、その結果できた胚を女性の卵管に移植する。
【SEXレス】
6か月以上性交渉のない場合をいう。心因性のものが原因である場合が多い。
【切迫流産】
妊娠初期から痛みや出血が起こり、自然流産へと進行する危険性がある状態。
安静が必要。
【セロフェン】
排卵誘発剤の一種、クロミフェンの商品名。クロミッドと同様に用いられる。
【染色体】
遺伝物質(遺伝子)を運ぶ細胞内の構造物。人間は46体の染色体を持っており、
そのうち23本は卵子(女性)由来、23本は精子(男性)由来である。
【染色体異常】
細胞の核構造物で、その構造や数などに異常がみられる場合。
【線毛】
卵管内表面に並ぶ小さな毛のような突出物のことで、これらの毛が波動運動を
起こし、卵子を子宮の方へと導く役割を担っている。
【前立腺】
男性の生殖機構における腺組織で、脛内に入った後20分から1時間の問、
精液の凝固を液化する成分を産生する。
【双角子宮】
上部部分(角)が2つある子宮の先天奇形。
【早漏】
男性が性的興奮に達するのが早く、ほとんどの場合女性の腔に挿入するより前に
射精してしまう状態。
【続発性不妊(2人目不妊)】
1度は妊娠に成功したことのある夫婦が、次の子どもを妊娠できなかったり、
妊娠を維持するのがむずかしい状態。
【組織適合抗原(HLA)】
人間が生まれながらに持ち合わせている「組織の血液型」のようなもので不妊症の場合は
母子間のHLA不適合が問題となる。
【早発卵巣不全】
40歳未満で月経がなくなり、閉経後と同じホルモン状態になること。
【造精機能障害】
精子を作る機能に障害があって、元気な精子を数多く作ることができないこと。
【続発性不妊症】
かつて妊娠したことがあるが、その後2年以上妊娠しないこと。2人め不妊はこれにあたる。