2月28日午前に、待望の温度計が入りました。
何が、待望かというと、直接肌に触れなくても、体温がはかれるという、体温計です。
レーザーを当てて測るので、ある程度の距離、1メートル位までなら、一瞬で温度が測れます。
写真は、レーザー温度計。手のひらの赤い点がレーザーの当たっているところ。
相談にこられる方に、冷え性だとか、低体温でしょうとか言っても、状況から判断しているだけで、具体的に目に見えるわけではありません。
耳にあてれば、一瞬ではかれる温度計があります。これも、用意しましたが、やはり耳に直接あててはかるのは、ためらいがあります。
先日(2月22日)、勉強会で行った店で、レーザー温度計(体温計)を、見せてもらいました。これだ と、さっそく、購入することにしました。
それが、28日土曜日の午前に入荷しました。
早速、自分の手や顔、耳などの温度をはかってみました。
右手と左手の温度が違います。
手の平と、手の甲の温度も違います。
手の指の温度も1本1本違います。又、右手と左手の温度も違います。
大抵、左手の温度が低いのです。
耳の温度は、当然低くて、30℃以下の方が多かったです。耳は、頭の外に出ているので、低いのですね。
さて、当店では、希望する方には、温灸のサービスをしています。
首の後ろの少し下に、大椎というツボがあります。温灸をすると、肩凝りや頭痛が楽になります。また、耳に温灸をすると、精神が落ち着いたり、耳なりが軽くなったりします。
膝が痛い場合には、痛い場所、または、その近辺に温灸すると、痛みが軽減します。
その他、身体の各所の痛みがある場所に温灸すると、痛みが軽減します。
いずれにしろ、気持ち良かった、暖まったと、喜ばれています。
しかし、どのくらい温まったかを判断できる目安がなくて、何かないかなと、思っていました。
そうしたら、これです。レーザー温度計です。
だれかに温灸をして、測って見るといいなと、レーザー温度計をいじっているうちに、思いつきました。
そうしたら、当日、うまい具合に、4人に温灸しました。
測って見たら、なるほど、どの箇所でも、体温が上がっています。
1例をあげます。以前、当店でアルバイトをしていた20代の女性。
手の体温は、29℃から30度前後だったのが、36℃台になりました。大椎(ダイツイ)に温灸をすると、手先まで暖かくなった、とよく言われていました。それが、確かに数字で、証明されました。
耳は、両耳とも、始め28℃位だったのですが、やはり36度になりました。彼女は、ワー、10℃以上あがったと、驚ました。
測るのを、忘れていた箇所があります。彼女はスカートをはいていて、足がむきだし、まあ生足ですね、の部分を、温灸する前にはかったら、24℃位でした。
温灸をした後はかれば面白かったのですが、残念ながら、忘れてしまいました。
やはり、冬に生足は、よくないでしょう。
さて、私自身の体温は、こんな具合です。
頭部 額35℃ 、右頬33.8度 、左頬35.1℃、
口の上33.6℃ 、口の下35.4℃ 、舌35.6℃ 、
右耳31.2℃ 、左耳30.3℃ 、(耳たぶあたり)
右手 手のひら中心部33℃ 、手の甲中心部33.4℃ 、
親指34.6 、人差し指34 、中指34.8℃ 、薬指34.4℃ 、小指、30.9℃(指はすべて外側の第一関節と第二関節の中間)
左手 手のひら中心部 32.5℃ 、手の甲中心部32.1℃ 、
親指34.3℃ 、人差し指32.4℃ 、中指29.2℃ 、薬指32.6℃ 、小指、32.0℃(指はすべて外側の第一関節と第二関節の中間)
(左手の中指が低いのですが、触ってみると、他の指より、少し冷たい。)
こんな具合に、身体の場所によって、体温が全く違います。
また、温度は絶対的な物ではなく、時間や状況によってかわります。上の数字は、3月2日午後5時での数字です。
20代の女性
頭部 額32.8℃ 、右頬30.2℃ 、左頬29.7℃、
口の上33.9℃ 、口の下34.8℃ 、舌33.9℃ 、
右耳34.0℃ 、左耳30.8℃ 、(耳たぶあたり)
右手 手のひら中心部32.1℃ 、手の甲中心部31.5℃ 、
親指32.3℃ 、人差し指31.0℃ 、中指32.8℃ 、薬指35.2℃ 、小指37.1、℃(指はすべて外側の第一関節と第二関節の中間)
左手 手のひら中心部32.3℃ 、手の甲中心部31.2℃ 、
親指33.8℃、人差し指21.8℃、中指29.4℃、薬指22.0℃、小指20.5℃、(指はすべて外側の第一関節と第二関節の中間)
これを見て、気がつくのは、右左の指の温度の違いです。
指によって、血流が違うのが読み取れます。特に、左手の指の温度に、バラツキがあります。
上のを、測ってから、しばらくして、
この、女性に、「七温湯(シチオントウ)」という、身体を温める漢方食品を、お湯に溶かして飲んでもらいました。20分後に、また測りました。
飲んだ後 頭部 額34.6℃ 、右頬32.5℃ 、左頬31.9℃
(飲む前に測るのを忘れていました。残念)
飲む前 右手の平 28.8℃、 右手の甲27.2℃
左手の平 26.7℃、 左手の甲28.6℃
飲んだ後 右手の平 31.8℃、 右手の甲29.2℃
左手の平 31.2℃、 左手の甲28.5℃
「七温湯(シチオントウ)」は、温まる、体温があがると、お客様から喜ばれていたのが、これで、数字ではっきりと出ました。
(30包3,990円)
ある指、足であれ、手であれ、だけが冷たいということはありませんか?
「この指だけが冷える」としばしば言われたことがあります。
測って見ると、きっと数字に出るのではないかと思います。
そういう方が来たら測ってみます。
まだまだ、いろいろ面白いデーターが出そうです。
いずれまた、報告します。