29.悪性腫瘍(あくせいしゅよう)
[関連] 腫瘍(しゅよう) がん
肉腫(にくしゅ) 悪性(あくせい)
細胞が異常に増えてかたまりになったもののうち,すぐに治療が必要なもの
「腫瘍(しゅよう)(→21)のうち,大きくなってまわりに広がったり,
違う臓器に移ったりして,
命に危険が及ぶ可能性のあるもののことです」
30.うっ血(けつ)
[複合] うっ血性心不全(けつせいしんふぜん)
[関連] 充血(じゅうけつ)(類型B)
血液の流れが悪くなり,とどこおってしまうこと
「からだのある部分に,静脈の血が異常に多くたまった状態のことです。
血液の流れが妨げられたり,心臓の働きが弱ったりしたときに起こります。
指に輪ゴムを強く巻くと,血の流れが悪くなって,紫色になる様子を
思い浮かべてください。あれもうっ血している状態です」
31.うつ病(びょう)
極端に内向的になり,これまで興味があったことにも意欲を示さなくなる心の病気
「極端に内向的になり,何事にも意欲を示さなくなる心の病気です。
ストレスを抱えるだれでもがなる可能性がある病気の一つです。
健康な人でも落ち込むことがありますが,これが極端になって本人は非常に苦しく,
治療が必要な状態です」
32.黄(おう)だん
[関連] 肝炎(かんえん) 肝硬変(かんこうへん) 赤血球(せっけっきゅう)
肝臓や血液の異常でからだが黄色くなること
「肝臓や血液の異常のために,皮膚や白目の部分が黄色くなることです。
肝臓で作られる胆汁(たんじゅう)1が血管の中に流れ込んだり,
血液が壊れたりすることによって起こります」
33.化学療法(かがくりょうほう)
[関連] 外科療法(げかりょうほう) 放射線療法(ほうしゃせんりょうほう)
抗(こう)がん剤(ざい) 集学的治療(しゅうがくてきちりょう)
インフォームドコンセント 副作用(ふくさよう)
薬を使う,がんの治療法
「がんの治療の方法には,外科療法,放射線療法,化学療法の三種類があります。
外科療法は手術で,放射線療法は放射線で,患部を直接治療します。
化学療法というのは,薬を使う治療法です。注射や内服によって,
からだの中に薬を入れ,がんが増えるのを抑えたり,がんを破壊したりします。
この方法だけで治療をすることもありますが,ほかの治療法と組み合わせる場合もあります」
34.肝硬変(かんこうへん)
[関連] 肝炎(かんえん) 腹水(ふくすい) 黄(おう)だん
食道静脈瘤破裂(しょくどうじょうみゃくりゅうはれつ)
肝臓が硬くなり働きが悪くなる状態
「肝臓が硬くなり,縮んでコブだらけになって,本来の働きができなくなった状態です。
ウイルスやアルコールなどによる肝炎(→[関連語])が原因で,
肝臓の中の血液循環がうまくいかなくなります。長い間自覚症状がないこともありますが,
肝臓の病気の中では比較的重い症状を見せます。また,肝硬変から肝がんに移行することがあります」
35.既往歴(きおうれき)
[関連] 既往症(きおうしょう)
病歴
これまでにかかった病気
これまでかかったことのある病気や手術などの診療の記録
「これまでかかった病気の記録のことです。
現在の病気の診断や治療法の選択に重要な手掛かりとなります。
『既往症』とも言います」
36.抗体(こうたい)
[関連] 細菌(さいきん) ウイルス 抗原(こうげん)
免疫(めんえき) アレルギー 肝炎(かんえん)
細菌やウイルスと戦い,からだを守ってくれる,人間のからだの中で作られる物質
「からだに入ってくる細菌(→15.ウイルス)やウイルス(→15)に抵抗して,
毒を出さないようにしたり,感染するのを防いだりする物質です」
37.ぜん息(そく)
[関連] 炎症(えんしょう) ぜん鳴(めい)
気管支などの空気の通り道が炎症などによって狭くなる病気
「気管支などの空気の通り道が炎症(→16)などによって狭くなる病気です。
夜中や明け方に,ひゅうひゅう,ぜいぜいと笛が鳴るような呼吸の音とともに,
発作的に激しくせき込みます」
38.尊厳死(そんげんし)
[関連] 延命処置(えんめいしょち)安楽死(あんらくし)
患者が自らの意思で,延命処置を行うだけの医療をあえて受けずに死を迎えること
「医師が,患者さんの人間としての尊厳を最大限に受け止め,
場合によっては,ただ延命を図るだけの処置を差し控え,
安らかに人生を終える選択を与えることです。
何よりも,患者さんの希望を尊重します」
39.治験(ちけん)
[関連] 臨床試験(りんしょうしけん)(類型B)
新薬の開発のための人での試験
「新しい薬を開発するために,人で効果や安全性を調べる試験のことです。
動物実験などで効果や安全性が確かめられたものについて,人での試験に進みます」
40.糖尿病(とうにょうびょう)
[関連] インスリン 血糖(けっとう) 尿糖(にょうとう)
合併症(がっぺいしょう)(類型B)
高血糖が慢性的に続く病気
高血糖症
「血液の中には,からだに必要なエネルギー源であるブドウ糖があります。
ブドウ糖がからだで処理できない濃度になるのが糖尿病です。治療せずにいるとほかの重大な病気になります」
41.動脈硬化(どうみゃくこうか)
[関連] 狭心症(きょうしんしょう) 心筋梗塞(しんきんこうそく) 脳梗塞(のうこうそく)
脂質異常症(高脂血症)(ししついじょうしょう(こうしけっしょう) 血栓(けっせん)
動脈の血管の壁が硬く,厚くなって,弾力を失った状態
「動脈の血管が,年齢とともに老化して,弾力性を失って硬くなった状態です。
血管の内側に様々な物質がこびりついて狭くなったりして,血液の流れが悪くなります」
42.熱中症(ねっちゅうしょう)
[関連] 熱射病(ねっしゃびょう) 日射病(にっしゃびょう)
高温・高熱にさらされるために起こる,命にかかわることもある病気
「高温や高熱に長時間さらされたために,体温調整がうまくいかなくなって,
急に高熱が出たり,意識不明におちいったりする病気です」
43.脳死(のうし)
[関連] 植物状態(しょくぶつじょうたい)
脳の機能が失われてしまった状態
「脳の機能が失われてしまって,今後回復が見込めない状態です。
心臓は動いていても,脳幹と呼ばれる脳の中枢が働かなくなった状態で,
多くの場合10日ほどで心臓も止まって死亡に至ります」
44.副作用(ふくさよう)
[関連] 有害事象(ゆうがいじしょう) 副反応(ふくはんのう) ステロイド
抗(こう)がん剤(ざい) 糖尿病(とうにょうびょう)
病気を治すために使った薬による,望んでいない作用
「どんな薬にも目的に合った働きと目的に合っていない働きとがあります。
例えば風邪薬を飲むと,風邪の症状を抑える反面,眠くなることがありますが,
眠くなるのは,副作用です。副作用には害のあるものもあれば,
害のないものもあります。もし有害な反応が出てしまった場合は,
すぐに電話などで連絡してください」
45.ポリープ polyp
胃や腸の内側にできる,いぼやきのこのような形のできもの
「胃や腸の内側にできる,いぼやきのこのような形のできもののことです。
良性のものと悪性のものとがありますが,悪性のものに変化するおそれが
あると診断された場合は,手術や薬で取り去ります」
[関連] 腫瘍(しゅよう) がん
肉腫(にくしゅ) 悪性(あくせい)
細胞が異常に増えてかたまりになったもののうち,すぐに治療が必要なもの
「腫瘍(しゅよう)(→21)のうち,大きくなってまわりに広がったり,
違う臓器に移ったりして,
命に危険が及ぶ可能性のあるもののことです」
30.うっ血(けつ)
[複合] うっ血性心不全(けつせいしんふぜん)
[関連] 充血(じゅうけつ)(類型B)
血液の流れが悪くなり,とどこおってしまうこと
「からだのある部分に,静脈の血が異常に多くたまった状態のことです。
血液の流れが妨げられたり,心臓の働きが弱ったりしたときに起こります。
指に輪ゴムを強く巻くと,血の流れが悪くなって,紫色になる様子を
思い浮かべてください。あれもうっ血している状態です」
31.うつ病(びょう)
極端に内向的になり,これまで興味があったことにも意欲を示さなくなる心の病気
「極端に内向的になり,何事にも意欲を示さなくなる心の病気です。
ストレスを抱えるだれでもがなる可能性がある病気の一つです。
健康な人でも落ち込むことがありますが,これが極端になって本人は非常に苦しく,
治療が必要な状態です」
32.黄(おう)だん
[関連] 肝炎(かんえん) 肝硬変(かんこうへん) 赤血球(せっけっきゅう)
肝臓や血液の異常でからだが黄色くなること
「肝臓や血液の異常のために,皮膚や白目の部分が黄色くなることです。
肝臓で作られる胆汁(たんじゅう)1が血管の中に流れ込んだり,
血液が壊れたりすることによって起こります」
33.化学療法(かがくりょうほう)
[関連] 外科療法(げかりょうほう) 放射線療法(ほうしゃせんりょうほう)
抗(こう)がん剤(ざい) 集学的治療(しゅうがくてきちりょう)
インフォームドコンセント 副作用(ふくさよう)
薬を使う,がんの治療法
「がんの治療の方法には,外科療法,放射線療法,化学療法の三種類があります。
外科療法は手術で,放射線療法は放射線で,患部を直接治療します。
化学療法というのは,薬を使う治療法です。注射や内服によって,
からだの中に薬を入れ,がんが増えるのを抑えたり,がんを破壊したりします。
この方法だけで治療をすることもありますが,ほかの治療法と組み合わせる場合もあります」
34.肝硬変(かんこうへん)
[関連] 肝炎(かんえん) 腹水(ふくすい) 黄(おう)だん
食道静脈瘤破裂(しょくどうじょうみゃくりゅうはれつ)
肝臓が硬くなり働きが悪くなる状態
「肝臓が硬くなり,縮んでコブだらけになって,本来の働きができなくなった状態です。
ウイルスやアルコールなどによる肝炎(→[関連語])が原因で,
肝臓の中の血液循環がうまくいかなくなります。長い間自覚症状がないこともありますが,
肝臓の病気の中では比較的重い症状を見せます。また,肝硬変から肝がんに移行することがあります」
35.既往歴(きおうれき)
[関連] 既往症(きおうしょう)
病歴
これまでにかかった病気
これまでかかったことのある病気や手術などの診療の記録
「これまでかかった病気の記録のことです。
現在の病気の診断や治療法の選択に重要な手掛かりとなります。
『既往症』とも言います」
36.抗体(こうたい)
[関連] 細菌(さいきん) ウイルス 抗原(こうげん)
免疫(めんえき) アレルギー 肝炎(かんえん)
細菌やウイルスと戦い,からだを守ってくれる,人間のからだの中で作られる物質
「からだに入ってくる細菌(→15.ウイルス)やウイルス(→15)に抵抗して,
毒を出さないようにしたり,感染するのを防いだりする物質です」
37.ぜん息(そく)
[関連] 炎症(えんしょう) ぜん鳴(めい)
気管支などの空気の通り道が炎症などによって狭くなる病気
「気管支などの空気の通り道が炎症(→16)などによって狭くなる病気です。
夜中や明け方に,ひゅうひゅう,ぜいぜいと笛が鳴るような呼吸の音とともに,
発作的に激しくせき込みます」
38.尊厳死(そんげんし)
[関連] 延命処置(えんめいしょち)安楽死(あんらくし)
患者が自らの意思で,延命処置を行うだけの医療をあえて受けずに死を迎えること
「医師が,患者さんの人間としての尊厳を最大限に受け止め,
場合によっては,ただ延命を図るだけの処置を差し控え,
安らかに人生を終える選択を与えることです。
何よりも,患者さんの希望を尊重します」
39.治験(ちけん)
[関連] 臨床試験(りんしょうしけん)(類型B)
新薬の開発のための人での試験
「新しい薬を開発するために,人で効果や安全性を調べる試験のことです。
動物実験などで効果や安全性が確かめられたものについて,人での試験に進みます」
40.糖尿病(とうにょうびょう)
[関連] インスリン 血糖(けっとう) 尿糖(にょうとう)
合併症(がっぺいしょう)(類型B)
高血糖が慢性的に続く病気
高血糖症
「血液の中には,からだに必要なエネルギー源であるブドウ糖があります。
ブドウ糖がからだで処理できない濃度になるのが糖尿病です。治療せずにいるとほかの重大な病気になります」
41.動脈硬化(どうみゃくこうか)
[関連] 狭心症(きょうしんしょう) 心筋梗塞(しんきんこうそく) 脳梗塞(のうこうそく)
脂質異常症(高脂血症)(ししついじょうしょう(こうしけっしょう) 血栓(けっせん)
動脈の血管の壁が硬く,厚くなって,弾力を失った状態
「動脈の血管が,年齢とともに老化して,弾力性を失って硬くなった状態です。
血管の内側に様々な物質がこびりついて狭くなったりして,血液の流れが悪くなります」
42.熱中症(ねっちゅうしょう)
[関連] 熱射病(ねっしゃびょう) 日射病(にっしゃびょう)
高温・高熱にさらされるために起こる,命にかかわることもある病気
「高温や高熱に長時間さらされたために,体温調整がうまくいかなくなって,
急に高熱が出たり,意識不明におちいったりする病気です」
43.脳死(のうし)
[関連] 植物状態(しょくぶつじょうたい)
脳の機能が失われてしまった状態
「脳の機能が失われてしまって,今後回復が見込めない状態です。
心臓は動いていても,脳幹と呼ばれる脳の中枢が働かなくなった状態で,
多くの場合10日ほどで心臓も止まって死亡に至ります」
44.副作用(ふくさよう)
[関連] 有害事象(ゆうがいじしょう) 副反応(ふくはんのう) ステロイド
抗(こう)がん剤(ざい) 糖尿病(とうにょうびょう)
病気を治すために使った薬による,望んでいない作用
「どんな薬にも目的に合った働きと目的に合っていない働きとがあります。
例えば風邪薬を飲むと,風邪の症状を抑える反面,眠くなることがありますが,
眠くなるのは,副作用です。副作用には害のあるものもあれば,
害のないものもあります。もし有害な反応が出てしまった場合は,
すぐに電話などで連絡してください」
45.ポリープ polyp
胃や腸の内側にできる,いぼやきのこのような形のできもの
「胃や腸の内側にできる,いぼやきのこのような形のできもののことです。
良性のものと悪性のものとがありますが,悪性のものに変化するおそれが
あると診断された場合は,手術や薬で取り去ります」